変化を受け入れる

この世界のものは常に変化し続ける。
これは誰も変えることのできない法則。

自然は執着することなく、ただその流れとともに生きている。
人間には、知恵があるからこそ難しい。

膝が痛い、白髪が嫌だ、と老いを感じる
大切なパートナーに別れを告げられる
お金を失ってしまう

ボーッとしてるとあっという間に感情の渦に
巻き込まれる出来事が次々と襲いかかってくる。

外側の世界では、全てが変化する。
それに抵抗するほど苦しくなる。

ただ受け入れる。
変化を受け入れる。

禅タロットの「変化」のカード

彼と別れたくない
失ったお金を考えると悔しい
黒く艶やかな髪の毛に戻りたい

変わって欲しくないことがたくさんある。
でも、時は止まってはくれない。

こうやって執着するのは、
台風の風に吹き飛ばされそうになりながら
必死にしがみつこうとしているようなもの。

それでは苦しい。
だから、変化を受け入れる。

これは、無理に「気にしていない」と思い込もうとするのとは全く違う。
それでは何も変わっておらず、苦しいまま。

私たちが行くところはただ一つ。
内へと入るだけ。

荒れ狂う感情を通り抜け、深く深く。

外側がどれだけ荒れていようが
台風の目の中はいつも静か。

これは私たちも同じ。
どれだけ荒れ狂っているように感じても、
心の奥の奥はいつも静か。

どんなに状況が酷くても、
私たちは常に平安を感じられるようにできている。

ただ、内側へと入っていく。

私は、すぐに外側に意識が向いてパニックになる。笑
内観など知らなかった頃はもう散々だった。
パニック障害に15年以上苦しんだ。

でも、自分に意識を向ける練習を始めて、
少しずつ少しずつ内に入ろうとすることができるようになってきた。

大変な時こそ、大きく深呼吸をして、
何も起こっていない今この瞬間へとどまろう。

そこには揺るぎない安心感が待っている。

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