結婚して子供もいるのに、パート先で好きな人ができてしまった。
家族を捨てる勇気もないし、でも彼のことも諦められない…
こんな時、誠実でない自分を責めて苦しくなってしまいますよね。
これって、心と頭が分離してしまって、綱引き状態だから苦しいの。
心は、「彼のことが好き♡」と思っているけど、
頭は、「そんな不誠実な!家族がいるんだぞ!不倫なんて最低だ!家族を捨てれるのか?捨ててその人に幸せにしてもらえる保証はないぞ!諦めて大人しく無難にしとけよ!両方ダメになったら生きていけないぞ!・・・」
と、まぁ、あれやこれや騒ぎ立てて、心を抑え込もうとしてきます。
頭は、今までの過去の記憶をもとに考えます。
一般常識や世間体、損得などを色々考慮して訴えかけてきます。
でも、心には一般常識などないのです。
例えるなら、心は小さな子供。
「言うこと聞かないなら、置いてくよ!」
たまにスーパーで見かける親子の光景。
子供は、「やだーーー!置いてかないでーー!」と、大泣きしながら、人目も気にせず、猛烈に自分をアピールしますよね。
心も一緒。
無視しようとすると、「気づいてよー!」と、余計に暴れ出します。
だから、無視しようとしても、抑え込もうとしても、余計に苦しくなるのです。
大嫌いな上司がいたとして、いきなりその人を大好きになれと言われても、絶対に無理ですよね。
心は、素直で、思考でどうこうできるものではないのです。
だから、好きになった彼のことを、「嫌いになりなさい、諦めなさい」と言われても、無理なんですね。
こんな時は、まず自分の気持ちを認めてあげることが大切。
「そっか、彼のことが好きなんだね。」「主婦でも彼のことが好きになってもいいんだよ。」と。
自分が自分を否定するから苦しいんだから、どんな自分も許してあげる。
私たちには、何を考えても何を感じてもいい権利があるの。
「後先考えず、彼のところに行っちゃえ♪」ってことではなくてね。
いったん認めてあげると、ちょっと心が満足して落ち着いてくれるはず。
そこから、どうするか考えていけばいいと思うのね。
「彼のどこが好きなんだろう?」
「彼といるとどう感じるんだろう?」
「彼といる時の自分はどんな感じなんだろう?」
って、好きの要素を分解してみる。
もしかしたら、長年寄り添った旦那様との間には、会話がないけど、彼はたくさん話を聞いてくれて嬉しいのかもしれない。
一緒にお出かけして、楽しい新鮮な気持ちを味わえたのかもしれない。
その『要素』があなたの欲しいもの。
それを旦那様との間で、取り戻せれたら、旦那様とまた満たされた気持ちになれるかもしれない。
「それができるなら、そうしたい!」と思ったなら、「それが二人の間に戻ってくるようにするには、どうすればいいか?」を考えていけばいいし、
「いや、もう旦那はいい。本当は別れたかったけど、我慢してきただけだし、どうなるかわからないけど、私は彼と付き合う!」となるかもしれない。
それなら、そうするにはどうしていくか洗い出していく。
こうやって考えていけば、「旦那のせいで満たされない」と、他人に自分の幸せを揺さぶられることはないし、どちらを選んでも自分で自分の人生を築いて、望んだ未来を創っていけるようになると思う。
だから、ダメなことをしていると思って自分を責めそうになった時は、心を抑えつけるのではなく、心に寄り添ってあげて、自分の内側を見つめてあげましょ!
答えは、絶対に自分が知っているから。