アヤワスカ体験記(儀式前)


ペルーのジャングルで、アヤワスカの儀式に参加してきました。

今回は、儀式の様子ではなく、旅行記録なので、興味のない人は飛ばしてください。


まず、日本から Los Angeles に飛び、そこからペルーの首都リマ、そしてクスコへと飛行機で移動し、そこからバスで10時間移動し、ジャングルまで約50時間の旅でした。


ロスでの乗り継ぎは、10時間も待ちがあったので、ロスに住んでいる元彼に連絡したら、なんと平日なのにその日だけ臨時休暇だったみたいで、空港に迎えに来てもらい、サンタモニカでプラプラでき、ペルーだけでなく、2度旅を楽しめました♪


青い空とビーチを眺めるだけでリフレッシュできますよね^^


「海と街を見下ろせて、めちゃくちゃ景色がいいところ見つけたから行こーぜ!」と言うことで、ここに連れて行かれたが、どこを探してもビューポイントが見つからない。

その辺のおばちゃんに聞いてみると、別の場所だと言われ、そっちは今日閉館だと言われたので、この美術館を満喫した。


2人して同じ疑問が浮かぶ。
どれもこれも、鼻が潰れている…

「これは、元々こういうデザインなのか?昔は鼻が低いのが流行りだったのか?拷問を受けた人なのか?それとも長い年月のうちに何かがぶつかったり、落としたりして壊れたのか?」と言う討論になった無知な2人。

調べてないので、答えはわからずじまい。


儀式前で適当にご飯を食べれない私は、機内食も食べれず、気持ち悪くなるぐらいお腹が空いていたのですが、「アサイーボウルなら食べれるんじゃね?」と言うことで、アサイーボウルを満喫♡


写真を撮る習慣のない私。
お腹が空き過ぎてほとんど食べてしまってから、記念に残骸を撮ってみる。笑

「持ち帰りで」とお願いしつつ、お腹が空き過ぎて、結局その場で食べさせてもらった。


そんなこんなで、6時間ほどロスを満喫し、いざペルーへ!

長時間の移動はかなり覚悟していたのですが、なんと行きしは最後の便以外全て隣に人がいなくて2席使え、ネックピローもオススメしてもらったH型を買って持っていったので、首も痛くならず、疲れ知らずで到着できました♪


何年も来たくてたまらなかったクスコについに到着!


これこれ!オレンジ色の屋根と白い壁!


色んな山にメッセージが書かれていました。
これが一番ペルーっぽかった。VIVA EL PERU

そして、ペルーっぽい石畳と石の壁。ペルーの国旗を添えて。


クスコに着いて、シャーマンたちが車で迎えに来てくれ、10時間かけてアンデスの山を越えていざジャングルへ!

最初は、木のない赤土や岩山だったのですが、途中からポツポツとユーカリの木など少し植物が出てき、気がつくとどんどん緑が生い茂り、いつの間にかジャングルっぽい木々がたくさん…山の移り変わりも楽しめました。

聞いてはいたけど、本当にガードレールもない崖。落ちたら死ぬじゃん。ってところをブイブイ運転され、よくこんなスピードで2車線もないところで交わせるな。と、カーブのたびにビビってました。笑


崖の上からもたくさん岩が崩れ落ちていて、「えっ?これ危なくないの?」って聞いたら、「今は雨季に入りたてだからまだ大丈夫だけど、雨季はよく土砂が崩れて岩が落ちてくるから危ないんだよ。」って、言ってた。

Lサイズのピザみたいなでっかいパン買って、見たことのないフルーツやアイス買ってもらって、絶対一人じゃ入れないような食堂に連れていってもらい、現地人との旅を楽しませてもらった。


名前教えてくれたけど忘れた初見の美味なフルーツ♡
パッションフルーツみたいな感じで、種みたいなのを吸って食べた。


川なのか雨のせいで水が流れてるだけなのか、なんなのかわからないけど、濁流の中を何度も車で横切って、冒険っぽさ万歳な旅でした。


最終的に、「あっ!これこれ!」って感じの、アマゾンっぽい茶色の川に到着し、そこからはボートに乗り変えて30分ほどで宿泊先に。


宿泊先は、電気もない、シャワーもない、部屋に鍵もないという初めての環境。笑

部屋というか茅葺きの小屋で、ドアも壁も密閉されていないため、虫もどんどん入ってくるし、隣の部屋とも音が筒抜け状態。


ちなみにシャーマン達は一番右の部屋、私は1日目は左端だったんだけど、2日目から他の人が来るから間に入られるのも微妙だよねと言うことで、真ん中のお部屋に引っ越しました。


部屋の中は、こんな感じで、ベッドは蚊帳がついていて、隣に便器も完備されてる。

トイレは水がないため、タンクに入れる水を池に汲みに行って、使うたびに流してはまた汲みに行くスタイル。
と言っても、ファシリテーターが汲みに行ってくれてたから私は行ってないけど。


トイレは、ゴキブリや蜘蛛、アリ、他にも見たこともないような虫がたくさん集まってくる。
ゴキブリなんて、見たことないデカさ…最初はホント怖かった。

ギャーギャー騒ぐもんだから、ファシリテーターがモップでピカピカに床磨いてくれた。笑


いつもの旅行に行く時と同じように、化粧品や、シャンプー、ボディーソープなどを当たり前のように持って行ったのですが、何せシャワーがないので、使えない。笑

シャーマンとファシリテーターの3人で1週間過ごしたのですが、池で共に水浴びして、毎日スッピンで過ごすハメに。

気づいたら真っ黒になっていて、池で出会った人にアンデス出身と間違われる始末。笑


でも、自然の温泉があって、もちろんそこもシャワーがないので、石鹸類は使えないのですが、森の中で温かいお湯に浸かることはでき、とっても気持ち良かったです。

虫や動物の声、草木のざわめきを聞きながら、プカーっと水に浮かんで木々や木漏れ日を眺める。

仕事もスケジュールも何もかも忘れて、ただ自然と共にある。
こんな何もないところに、全てがある感覚。
なんていう贅沢。


次の日には、そこに泊まっていたピッピーの人たちと温泉で一緒になって、「温泉の脇の泥を顔や髪に塗るんだよ!」と教えてくれ、次の日からはそれを石鹸とパック代わりに使って過ごした。


ご飯は、魚やジャガイモ、野菜、フルーツ、オムレツ、道中で買ってきたパンがメイン。


ご飯は、基本お腹が満たされてから写真を撮るスタイル。(食べかけ汚くてすみません。)

3日目からは、スマホの充電がなくなって写真も撮れず。


ジャングルでは、夜は儀式があるので、朝早起きして色々満喫。

カラフルなオウムを見に行ったり、バナナを取りに行ったり、山で散歩して、池で水浴びをして満喫したり。


ある時には、シャーマンが釣りに行くと言うので、3人で川に釣りに。

ピラニアを釣って夜ご飯に初ピラニアを期待していたのですが、大量の石がある場所だったので、針が石に引っかかってばっかりで、何も収穫できず、ピラニアは食べれず終いでした。笑


夜に儀式がなければ、ワニとかピューマとかを見に行くツアーもあったので、次はそれもぜひ参加してみたい!


ちなみに、今回車での移動が10時間ほどあったので、若いシャーマンが同行してくれたのですが、子供の頃から両親のようにシャーマンになりたいと修行を積んできたようで、若いのにとても発言が悟っていて大人だった。

そんなジャングル出身と聞いていたシャーマンは、スマホ依存症で、セルフィーとTikTokが大好きな男で、想像の斜め上を突いてこられた。笑

そして、両親が100歳を超えていると言われ、さらに驚いた。

「日本と年齢の数え方が異なるのかな?」と思いきや、1年に1歳だという。

写真を見せてくれたが、確かにヨボヨボのご老人だった。

「もしかして、兄弟が20人とかいる大家族かしら?」と思えど、3人兄弟の長男だという。

何ということでしょう。


「日本では私はもう高齢出産なんだよ。」と言うと、「バカ言ってんじゃない、僕たちは病院にも行かないし、薬も飲まないけど、植物の力はすごいんだから、必要な植物を処方すれば何歳だって子供は作れるんだよ。」と言われ、ファシリテーターと2人で驚愕した。

自然のパワー恐るべし。


そして、儀式も終わり、いざクスコへ戻る途中。
シャーマンに電話がかかってきた。
子供からだったとのこと。

ずっと電話が繋がらず心配していたと。

「ごめんね、ずっと私のせいで電波のないところに監禁させてしまって。」と謝ると、

若くして悟っているシャーマンは、「心配するのはその子本人の乗り越えるべき課題であって、場所的には離れているかもしれないけど、僕は家族といつだって一緒だし一度も離れた事はない、だから彼女がそれを信じる力を身につける必要があるんだ。僕たちは患者さんが良くなることが最優先事項だから、謝ったりしないで。」と言われた。

何と言うお言葉。

そして、娘の年齢を聞いてみる。
「18歳だよ!下はまだ小さいけど。」と。

彼は遅く産まれた子って聞いてから、てっきり子供も小さいのかと思いきや、予想外にデカくてびっくりした。

「ジャングルでは、人をジャッジしたりする事はないし、みんな自由なんだよ。」と言われた。


さて、次からはアヤワスカの儀式について書いていきます。
私は今回プライベートで3夜連続で行いました。


*記録として残しておこうと思っていますが、私の場合たまにハードなレッスンもあり、興味がある人はやりたくなくなるかもしれないので、見たくない人はやめておいた方がいいかもしれません。人によって必要なレッスンや起こることは違うので、先入観を持たない方がいいと思うし、私の体験を読んでも「へぇー」ぐらいに留めておいてもらえるとありがたいです。


*アヤワスカを体験してみたいけど、英語もスペイン語も喋れなくて行くのを躊躇っている方がいらっしゃれば、オフシーズンにリトリートを企画するので、お気軽にお問い合わせください。

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